鳥学会2018年度大会@新潟市
公開シンポジウム
トキの放鳥から10年:再導入による希少鳥類の保全
日時:9月17日(月・祝)10時00分から12時30分(予定)
場所:朱鷺メッセ 国際会議室(新潟コンベンションセンター)
入場無料 事前申し込み不要
コーディネーター:永田 尚志(新潟大学)
地球上の多くの地域で多くの生物が絶滅に瀕しています。このような希少種を保全する手法のひとつとして、いったん絶滅した地域に個体を移植して個体群を復元する再導入があります。
トキの放鳥10周年ということで、新潟では再びトキの野生復帰への関心が高まっています。今年、新潟で鳥学会が開催される機会に、アホウドリ、クイナ類のなどの他の希少鳥類の再導入の事例とトキを比較して、再導入による希少鳥類の保全を成功に導くうえで何が重要かを考えてみましょう。
かつて絶滅した地域に個体群を復元するためには、初めに対象種を減少・絶滅に追い込んだ要因を取り除く必要があります。また、生息環境の復元には地域社会の協力が不可欠で,鳥類専門家や行政のみでは解決できません。再導入により希少鳥類を保全についての議論を深めるために、鳥類愛好家、学生、多様な立場の一般の方の参加をお待ちしています。
プログラム
1)「趣旨説明:再導入とは?」
永田尚志(新潟大学)
2)「アホウドリ移住計画はどこまで進んだ?」
出口智広(山階鳥類研究所)
3)「太平洋地域のクイナ類の再導入」
尾崎清明(山階鳥類研究所)
4)「トキの野生復帰の取り組み」
岡久雄二(環境省佐渡自然保護官事務所)
5)「トキの再導入はどこまで達成したのか?」
永田尚志(新潟大学)
画像をクリックすると高画質のポスターとチラシ(PDF)がダウンロードできます.
本公開シンポジウムは、科研費の研究成果公開促進費18HP0021の助成を受けて開かれます.